湿度はアトピー性皮膚炎や花粉症、カビの繁殖、体感温度、結露など住環境にとても大きな影響があります。
湿度が低いと皮膚炎や鼻炎が悪化し、湿度が高いとカビが繁殖します。
気温が低くても湿度が高いと比較的しのぎやすく、湿度が低いと厳しく感じます。
空気中の水蒸気の量が同じでも気温が高くなると湿度は低くなり、気温が低くなると湿度が高くなります。
気温が高くなるほど空気が持てる水蒸気の容量が大きくなるためです。
しかし、実際にどの程度変化するかを計算するのは、関数電卓を使ってもとても面倒です。
このアプリは気温の変化に伴う湿度の変化を手軽に計算するための電卓です。
上の例は、気温が15度で湿度が70%のとき、もし、気温が20度まで上がると、湿度は51%まで下がることを示しています。
計算は近似計算で、もちろん誤差がありますが、かなり正確です。
また、誤差を小さくしておくため気温の計算範囲を-35度から+70度に限定しています。
この範囲を超えることは通常の生活ではありえないと思います。
アプリを起動すると、こんな画面が出てきます。
Calcボタンをタップすると計算結果が表示されます。
上の2つの枠に現在の気温と湿度を入力し、下の枠に計算したい温度を入力します。
Calcボタンをタップすると計算結果が表示されます。
湿度が100%以上のときには水蒸気が凝結するので、凝結する水分も表示されます。
室内の気温と湿度がわかれば、このアプリで結露する温度=露点温度がわかります。
窓や壁の温度がその露点以下にならないようにすれば、結露を防ぐことができます。
最近は放射式の温度計が数千円で売っていて壁などの温度を簡単に計ることができます。
絶対湿度は空気1立方mあたり含まれている水蒸気の量です。
通常使われている「湿度」は相対湿度で、その空気に最大限含むことのできる水蒸気の量で割ったものです。
デパートなどで普通に売っている温度計には2度程度の誤差があり、湿度計にも5%〜10%、あるいはそれ以上の誤差があります。
正確な温度計や湿度計は数万円以上しますし、正確さを維持するために定期的に調整する必要があります。
普通は適当な値段のものを使うしかないように思います。
気象台や測候所では気温とともに湿度も観測しており、気象庁のホームページで情報を公開しています。
このアプリは個人情報を収集しません。
milknopapa@nonhouse.comまでメールでお願いします。
[お願い]メール内に「湿度計算について」のご意見・ご要望と明記してください。